観光庁が4月28日に発表した宿泊旅行統計調査の第1次速報値で、2022年3月の全国の宿泊施設における延べ宿泊者数は3338万人泊で、コロナ禍前の19年同月比34.7%減となった。21年同月比で22.3%増だった。年初以降のオミクロン株の感染拡大は、3月21日までにまん延防止等重点措置が全ての地域で解除されるなど、感染のピークを過ぎ、延べ宿泊者数は2月に比べるとわずかに上向いた。
オミクロン株の感染急拡大を受け、まん延防止等重点措置は2月12日時点で36都道府県に適用された。2月の延べ宿泊者数(第2次速報値)は2328万人泊で、19年同月に比べて46.5%減(日本人延べ宿泊者数32.7%減、外国人延べ宿泊者数97.8%減)と低調だった。
まん延防止等重点措置は、沖縄、山形など5県で2月20日に、福岡、広島など13県で3月6日に解除された。残る東京、大阪、愛知など18都道府県も3月21日で解除された。3月の延べ宿泊者数のうち日本人延べ宿泊者数は3304万人泊で、19年同月比20.6%減となり、下げ幅は2月から縮小した。
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